劇団四季「ノートルダムの鐘」福岡公演 メモ

コロナの影響で様々なイベントの中止や延期が続いていますね。

本当に早く消えてほしい。

 

2020年2月20日に、キャナルシティ劇場で6月まで上演(今は中止かな)している「ノートルダムの鐘」を観に行きました。小学生のときにライオンキングを見て以来なので、約10年ぶりの劇団四季。一番後ろの席だったのですが、劇場が小さいので意外と距離が近くて見やすかったです。子供のときはとても広い会場だと思っていたけど(笑)。3000円とミュージカルにしてはお手頃でよかった。大人向けといわれている通り、子供はあまり見かけませんでしたね(平日だったのも関係してると思うけど)。
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あらすじ 

15世紀末のパリ、ノートルダム大聖堂の聖職者フロローにひきとられ、その容貌から鐘つき塔に閉じ込められたカジモド。祭りの日、ジプシーの踊り子エスメラルダに出会い、恋をする。美しいエスメラルダに邪悪な欲望を抱いたフロローは、警備隊長フィーバスにジプシーの排除を命じるが、フィーバスもまたエスメラルダに心奪われていく。入り組んだ愛憎の連鎖の結末は…。(チラシより) 

 

感想
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オープニングは聖歌隊の荘厳で美しい「アーアーアー」という歌声で始まります。文字で書くと凄さが全然伝わらない(笑) CMで何度も聞いていたものの実際に生で聞くと圧倒され、本当に教会にいるような気持ちになりました。セットはシンプルで、でっかい鐘が上がり下がりするくらいの場面転換しかありません。その分、役者さんのナレーション部分?説明の文が多く物語がわかりやすくなっていました。

主人公はカジモドですが、彼の育ての親であるフロローやジプシーのエスメラルダなど一人一人のキャラが濃くリアルな人間ドラマを見た気がしました。特にフロローは、最初に映画で見たときはビジュアルも相まって変態で嫌な奴と思っていたのですが、今回ミュージカル版で彼の過去を知ることで、どうしてあんなにジプシーを憎むのか少しわかった気がしました。

ラストは、映画と違っていて誰も救われない終わり方で後味は悪かったです。最後に「怪物と人間、どこに違いがあるのか」みたいなセリフがあって、この意味をずっと考えています。まだ自分の中で答えを見つけられてないのですが、それを見つけるためにまた観劇することになるのかもしれません。