Juice=Juice コンサート2020~続いていくSTORY~宮本佳林卒業スペシャル
2020年12月10日。大好きな宮本佳林ちゃんがJuice=Juice、ハロー!プロジェクトを卒業しました。
コロナで卒業が延期になっていたので、いっそのことこのままいてくれてもいいのよと思う気持ちも少しありましたが綺麗に次の道へ進んでいく姿を見て涙。「卒業おめでとう」とやっと心から思えたコンサートでした。武道館で見届けたかったけれど、この情勢では難しかったのでテレビ放送を見ました。
セットリスト
1 「ひとりで生きられそう」ってそれってねえ、褒めているの?
2 好きって言ってよ
3 プラトニック・プラネット
4 風に吹かれて
5 禁断少女
6 愛・愛・傘
7 銀色のテレパシー
8 如雨露
9 メドレー
・伊達じゃないよ うちの人生は(佳林ちゃん×玲音ちゃん)
・アレコレしたい!(佳林ちゃん×由愛ちゃん)
・背伸び(佳林ちゃん×里愛ちゃん)
・Vivid Midnight(佳林ちゃん×まなかん)
・SEXY SEXY(佳林ちゃん×瑠々ちゃん)
・スクランブル(佳林ちゃん×あーりー)
・ラストキッス(佳林ちゃん×沙友希さん)
・香水(J=J 2015Ver)(佳林ちゃん×かなとも)
・大人の事情(オリメン)
10 CHOICE&CHANCE
11 ポップミュージック
12 この世界は捨てたもんじゃない
13 未来のフィラメント
14 がんばれないよ
15 微炭酸
16 私が言う前に抱きしめなきゃね
17 ロマンスの途中
18 生まれたてのBaby Love
19 泣いていいよ
アンコール
20 続いていくSTORY
21 Magic of Love(J=J 2015Ver)
22 Wonderful World
ステージは前日の船木結ちゃんの卒コンと同じように、360度見渡せて東西南北に花道が伸びているもの。照明以外に派手な舞台装置や特効などの演出があるわけでもない非常にシンプルなステージでした。それでもしっかりパフォーマンスで魅せてくるみんなには圧倒されましたしさすがハロプロだと感じました。個人的にはこのくらいシンプルなほうが好きです。そして卒コンなのにMCも少なめで佳林ちゃんへの一人一人のメッセージもなかったのは珍しいなと。引退するわけでもないし、私は金澤さんの言葉だけで泣いて、あれがあと7人分あったらたぶん涙でぐちゃぐちゃになってたと思うのであれで正解です。
歌の感想ですが、ひとそれの佳林ちゃんの出だしから始まるのがやっぱり好きでした。「Juice=Juice行くぞー!」の掛け声とともにみんなが出てきたのも最高の始まり方だった。プラトニック・プラネット、最後に佳林ちゃんがいるのを聞けてよかったけど結局音源化しないまま終わってしまったのは残念…。あと里愛ちゃんが大人の女感をぶちかましてきてて惚れました。銀色のテレパシーと如雨露は佳林ちゃんのかわいさが溢れてました。ただ前半のあのボーダーの衣装はあんま可愛くないなと思ってしまった…。後半の衣装がギラギラ多めでかっこよかったのと佳林ちゃんのドレスもかわいかったので、その分前半のあの黒ボーダーのダサさが印象に残る(笑) でもあれを着こなせてるみんなすごいな…。
メドレーは佳林ちゃんとのデュエット形式。井上玲音ちゃんと佳林ちゃん、交わるはずがなかった2人の歌声を聞けたのもよかったし、それぞれのメンバーのよさが際立った選曲でした。私は工藤由愛ちゃんとの「アレコレしたい!」とかなともさんとの「香水」が好きだったな。前者は由愛ちゃんの守りたくなるようなかわいさが似合ってました。そして佳林ちゃんの最後の困り顔が最高。香水はかなともが持ってる色気と佳林ちゃんの年下の彼女感が絶妙にマッチしていて、2つの物語を一度に見たような気持ちになりました。ラップのところ、不慣れそうでかわいかったです。そして最後にオリメンの「大人の事情」を聴けたのも貴重でした。
CHOICE&CHANCEはれいちゃんのボイパが魅せ場でしたね。こぶし時代のれいちゃんをあんまりよく知らないのですが、もうすっかりJ=Jの大切なメンバーの一人として溶け込んでいるように見えました。ポップミュージックはただただ楽しいやつ。そして佳林ちゃんソロ曲「未来のフィラメント」、8人の新曲「がんばれないよ」も披露されました。それぞれの今後を見せるのはとても良かったと思う。急にこのゾーンが来たからびっくりしたけど。未来のフィラメント、こういう不思議な浮遊感がある曲って佳林ちゃんに似合うよなあ。あと「がんばれないよ」っていい曲だと思うんだけどもうちょっと明るい曲調でもよかったんじゃない?とは思いました。題名だけ聞くとヒーロー宮本佳林に取り残された8人みたいに感じちゃう。純粋に曲だけで見ればいい話なんですがね。
微炭酸から生まれたての~までは恋愛ソングで固められていました。本編最後は「泣いていいよ」。みんな柔らかい笑顔で歌っていたのが印象的でした。ここで佳林ちゃんの軌跡を映した映像が流れ、ドレスに着替えた佳林ちゃんが続いていくSTORYを歌いました。このドレスがすごくかわいかった!透明感がすごくて触れたら消えちゃいそうな感じ。紫のペンライトに囲まれている姿がとても美しかったです。佳林ちゃんのコメントの後、全員で歌ってましたがさゆきさんや金澤さんが涙目になってるのが私の涙の引き金に(笑) 卒コンって卒業する本人はすがすがしい顔をしてて残される方が泣いてるイメージがあるんですね。今回は誰も泣かないのかなと思ってたけどやっぱりグループのエースがいなくなるのって大きいよなあと思いました。Magic of Loveのここだよ朋子!佳林ちゃんが言ってくれるとは(笑)その後さゆきさんが笑ってるのが微笑ましかったなー。最後の最後はWonderful World。
宮本佳林というアイドルに出会えて本当に幸せです。パフォーマンスを誰よりも磨いている姿、透明感のある唯一無二の歌声、曲の主人公を憑依させているような表現力の豊かさ、ストイックにがんばる姿などどれも尊敬するところばかりです。これからソロで活動していくそうですが、どんな佳林ちゃんが見れるのか楽しみです。本当に今までありがとう。そしてこれからも歌を聴かせてください。
そして佳林ちゃんがいないJ=JはJ=Jじゃなくなるのではと不安なところがあったけど、次を見据えているみんなの表情が生き生きしていてこれからも応援していこうと思えました。いい卒業コンサートでした。